こんにちは、にじのおもちゃ屋Regenbogen店主のacoです。
今日のタイトルは、もう情熱大陸のようなタイトルです笑
「最後に我々はこんな質問を投げかけてみた。おもちゃ屋店主のacoにとって、おもちゃとは。」というナレーションが既に聞こえてきている店主です笑
4月の中頃から、実店舗の準備、開店、とバタバタ過ごしていましたが、あっという間にもう8月も後半。ブログも久しぶり。
今年の夏は、本当に暑いですが、みなさん体調崩したりしてないですか?
おもちゃ屋になった、というと、さぞおもちゃが好きなんだろうと思いますよね。
もちろんおもちゃは好き。
でも、実は今までずっと“好きだけど、なんかちょっと違うような…”という想いがありました。
それが、どういう感情なのか言葉にできずにいたのですが、つい先日、店頭でお配りするフリーペーパーを作っている際に、やっとその思いが何であるか、判明しました。
その思いは、“尊敬”。
おもちゃそのものに対しての尊敬と、それを作っている人への尊敬。
それに気付かせてくれたのは、にじのおもちゃ屋Regenbogenのメイン商品でもある、グリムス社の虹色トンネルの存在でした。
今まで、この虹色トンネルで遊んでいて、その自由度や色彩の美しさは、本当に奥が深いと感じていました。
こどもの発想を邪魔しないシンプルなデザイン、自然界を取り入れた色彩。
シンプルな形ゆえに、その自由度の高さから、“どう遊ぶの?”と戸惑う人もいるほどのおもちゃですが、ふと気づいたんです。
これって、こどもにはちゃんと想像力があって、表現力があって、遊びこめるっていう信頼がないとできないデザインだなって。
こどもだから何かを教えてあげないといけないとか、誘導してあげなきゃいけないとか、そういう上からの立場ではなくて、当たり前のようにこどもの力を信じている。
それが、私にとってとても尊敬できる姿勢だと思ったんです。
例えば、今の世の中にはたくさん“楽しませてくれる”おもちゃが存在します。
こどもが好きそうな見た目だったり、自動で動いてくれたり、おもちゃさながらエンターテイナーのように楽しませてくれるおもちゃがたくさんあります。
テレビや動画も同じ類かもしれませんね。
私自身もそんなおもちゃや動画に楽しませてもらっている一人です。
だけど、こういう“エンターテイナーのように楽しませてくれるおもちゃ”の場合、その時間の主役は“エンターテイナーのようなおもちゃ”であって、こどもは“受け身”になってしまうんですよね。
“こどもの遊び”として考えたとき、やっぱり遊びの主役はこども。
誰かや何かに楽しませてもらうのではなくて、自分で関わっていく、自分で探求して、自分で発見して、試行錯誤する。これが、遊びなんだろうなって。
そんな遊びを考えたとき、虹色トンネルって、“遊び”をしっかりこどもに託してくれてるんだってことに、気付いたんです。
それは、“自分の遊びは自分で見つけなさい”“自分の思いは自分で形にしてごらん”という、ある種の厳しさにも感じました。
でも、私はそこが良いと思ったんです。
“あなたの思った通りにしてごらん”という、見守られているような感じがして。
そして、私はそういう子育てがしたかったんだって、思いました。
安心安全をしっかり守りつつ、こどもが持っている力を信頼して、見守る。
そういう親になりたいと、今もずっと思っています。
この虹色トンネルに、どうしてこんなに惹かれたのか、わかった気がしました。
私は、ただのお母さんで、どちらかというと割とかなり適当なお母さん。
自分自身ができない事もたくさんあって、余裕がなくてイライラして怒ったり、全然家事に手が回らなかったりすることもあります。
そして、子どもに必要以上の期待をしたり、周りからの変な子育てプレッシャー感じたりして、本来のこどもの姿を自分の都合で変えてしまいたくなるし、自分が楽をしたいからエンターテイナーのようなおもちゃにばかり頼りたくなるんです。
だけど、私がしたかった子育ては、虹色トンネルのように、安心安全を守りながら、こどもを信頼して見守って、寄り添う子育てだったはず。
だから、近くに虹色トンネルがあると、“あなたがしたいことは、こっちだよ”って、そっと教えてくれる気がして、安心するんですよね。
おもちゃ屋になって、たくさんのおもちゃや絵本から、こどもの見守り方や、ユーモアを教えてもらっています。
そうしながら、まだまだ足りない部分の多い母親だけど、少しずつ自分がありたかった姿に近付けているような気もしています。
まぁ毎日、笑う量が増えた増えた。
本当に、今自分があるこの環境に、出会いに、健康に、感謝ですね。
さて、そんなわけで店主は、これからも子育ての先輩であるおもちゃや絵本を、みなさまにご紹介出来たらいいなぁと思っております。
今まで、少し熱量を抑えていたので、「あれ?acoさんて、こんなこどもっぽい性格の人だったの?」「なんかちょっとオタク気質じゃない?」と思われるかもしれません笑
私、みなさんが思っているより全然ちゃんとしていません笑
娘からは「お母さんはこどもだからね」と笑われるし、仕事しているのに息子からは「ねぇ遊んでないでご飯作って」と言われる始末。
でも、そんな遊ぶように仕事して、遊ぶように育児して、遊ぶように暮らしている店主の話に、これからもお付き合いいただけると嬉しいです。
そして、みなさんのお話もたくさん聞けたら嬉しいなぁと思っています。
是非、リアルでもオンラインでもおしゃべりしましょうね♪