こんにちは
にじのおもちゃ屋レーゲンボーゲン、店主のacoです。
4月も下旬に入りましたね。体調など崩されていないでしょうか?
昨日のニュースで、茨城にある国立ひたちなか公園のネモフィラが例年より早く見ごろを迎えてしまったため、ゴールデンウィークを待たずに満開になって来園客で混雑しているという話を聞きました。
あの、一面に咲き誇る青いネモフィラの丘、本当に素敵な場所ですよね。
さてさて、今日のタイトルは「おばちゃんとネモフィラの最後の言い訳」。
あそびのアトリエの庭にも、少しですがネモフィラが咲いています。
4月の春休み明けに、あそびのアトリエを再開させるにあたって、少しお庭にお花を増やしたいなぁとお花屋さんに行った際に入手したものです。
たぶん、ここまで読んで、園芸に詳しい方なら、おや?と思ったかもしれません。
そう、ネモフィラを4月の上旬から植えるなんて、あっという間に終わってしまうじゃないか!!ということ。
あそびのアトリエには、植物もたくさんあるし、小さな畑もあるのですが、決して私が園芸に詳しいということはありません。
なので、お花屋さんで選ぶ花や苗も、ほぼ直感で選んできます。
ネモフィラの青が好きで、お花屋さんで見たときに、やっぱりお庭にネモフィラが咲いていたら嬉しいな、と思って選んできました。
ただね。
車から苗をおろしている最中に、出会ってしまったのです、おばちゃんに!!
今日のタイトルにでてくる“おばちゃん”は、私のご近所に住んでいる園芸にとても詳しい方。
案の定、「今の時期から、ネモフィラ買うなんてバカだねぇ!」という軽快で強烈なパンチを速攻でお見舞いされました笑
といってもね、私はこのおばちゃんが嫌いではありません。よく、お互いにお野菜やあまり物をあげたりもらったりする関係だし、世間話もよくするの。
だから、全然心配はご無用です笑
おばちゃんは、家の周り中、いつもお花でいっぱいにしていて、いつも手入れしていて、なんなら家の中にもたくさんの植物があって。
本当にお花や植物が好きなんだな~って、いつ会っても思います。
だから、実は自分が植えるお花について、おばちゃんにどう思われるか、内心ヒヤヒヤすることもあったりしました笑
なんせ、家が近いので、お互いのお庭がよく見えるのです。
そして、そのネモフィラをちょうど購入した日、もろにお花をおろしている最中で会ってしまった。あちゃ~
「いやぁ、もうすぐお客さんがいらっしゃるので、そのために今綺麗に咲いているものが欲しくて…」とか、「とりあえず1か月くらい持てばいいかなぁと思って…」とか、なんともその場しのぎな言い訳をしていた私ですが、おばちゃんも引き下がりません。
まぁ、引き下がらなくても、もう買ってしまったものは仕方ないのですが笑
そして最後に私が言った言い訳。
「だってね、ネモフィラが好きなんですよ~」
最後の最後に、本音が出た感じでした。
でも、この一言は、その場の空気を一瞬でがらっと変えました。
「わかる、私も好き!かわいいよね~!」
いともあっけなく、私たちはネモフィラの可憐な美しさの話で盛り上がることができたのです。
今買うべきかどうかとか、そういう事ではなくて、どんな花が好きで、どんな花を今後育てたいと思っているのかとか、そういう「好き」がベースの話を、おばちゃんはたくさん話してくれました。
私は、その話が楽しくて、すごく嬉しかった。
“好きだから。”
たったそれだけで良かったんだなぁ~って、おばちゃんが帰ってから、ふーっと心が軽くなった気がしました。
物事に詳しい人や、自分より知識を持っている人、経験豊富な人に出会うと、つい自分が間違っているんじゃないかと不安になって、いろんな言い訳を並べがちな私です。
ちょっと見栄っ張りなのかもしれません。
でも、ルールやマナーの及ばない場面では、「好き」を理由に選ぶって、きっと間違っていないんだろうな、と思います。
選んでみて、後からわかることも、経験だしね。
ここまで書いたら、槇原敬之の「どんなときも。」が頭の中で流れ始めましたよ笑
“どんなときも、どんなときも、僕が僕らしくあるために、「好きなものは好き!」と言える気持ち抱きしめていたい~♪”
そう、好きなものは好き、それでよかったんですね。
さて、4月の初めに植えたネモフィラですが、今でも綺麗に咲いています。まだつぼみもあるので、もうしばらくは清々しい可憐な青を楽しめそうです。
これからゴールデンウィーク。
ゆっくり体を休めつつ、みなさんも「好き」が心を満たす時間を過ごせますように。
店主acoの、世間話でした!