おもちゃ屋店主のacoです
精神保健福祉士×保育士の店主が綴る 仕事と子育ての話
子育てのこと

仕事と子どもの体調不良

こんにちは

にじのおもちゃ屋レーゲンボーゲンの店主のacoです

さて、今日はお昼にゲストをお迎えしてインスタライブ「ママ友っていた方がいいですか?」の予定でしたが、“こどもの体調不良”で延期とさせていただきました。

“こどもの体調不良”と書いたのですが、じつは体調を崩したのは、ゲストのあゆみんさんのお子さん。お熱がでてしまったとのことで、下のお子さんと一緒にお休みしているとのことでした。

我が子たちは、おかげさまで元気にすごしております^^

ちなみに、今日は別件でお会いする予定だった方も、お子さんが体調不良でキャンセルとなってしまい、私は予定が空いてしまったので、こうしてブログを書きました。

ただ、やっぱり新年度が始まって、だんだん疲れが出てくるころ。

気温も暑かったと思えば、朝晩は肌寒かったり、とどうしても体調を崩しやすい時期ですよね。

子どもたちも、元気そうに見えて、やっぱり少なからず新しい環境になれば、緊張したり慣れなかったり、頑張って過ごしてるんだよね、と改めて思いました。

みなさんは、体調大丈夫ですか?

「こどもが熱を出してしまって…」と昨日の夜にあゆみんから連絡をいただいたのですが、その文章から、とても申し訳なさそうなのが伝わってきました。

私も子どもを育てている身、その“申し訳なさ”はよくわかります。

その昔、まだ娘が1歳半のころ。私は年度初めから仕事に復帰し、娘も保育園に通うことになりました。

復帰後は、育児休暇をもらっていたことや、時短勤務をさせてもらうこと、休んでいたブランクなどがとても気になって、職場の人に迷惑をかけてはいけない、という気持ちがMAXに。

自分の仕事にとにかく責任をもたなきゃ、周りに気を遣わせないようにしなきゃと、と毎日必死に「私、大丈夫ですよ!」という元気モードで働いていた気がします。

でもね、保育園に通い始めて、体調を崩さない子なんて、ほとんどいない。

きっと100%、みんな体調を崩しますよね。

娘も体調を崩しました。

でも、なんとかごまかしごまかし、熱はないし大丈夫、いつもより少し早く帰れば大丈夫、あと少しで休日になるから大丈夫、そんなふうに、娘に無理をさせてしまったんですよね。

その時の私は、とにかく復帰した職場に迷惑をかけたくなかったし、みんなから頼りにしてもらえるのも嬉しかったんです。

だけど、結局娘に無理をさせて、入院までおいやってしまいました。

娘の入院が決まった時、娘に対してとてつもなく申し訳ない気持ちと、やっとこれで娘につきっきりで看病できる口実ができたという安心した気持ちが入り混じって、泣いてしまったのを今でも覚えています。

仕事と育児。自分が急に仕事を休むと、職場や取引先の予定を変更してもらったり、場合によってはお金が関係してくることもあります。

子どもの体調不良と言うこちらの都合で、相手に迷惑をかけてしまうことって、本当に申し訳ない気持ちになりますよね。

現に、そういったお休みで「迷惑だ」と直接言われた経験が、私にもあります。

とても悲しくて、悔しくて、涙が止まらなかったのを、これまたよく覚えています。

今は自営業なので、前職に比べて、格段に休みの調整はしやすいし、休むための心の葛藤はかなり減りました。

でも、やっぱり仕事をするって、責任のある行為。

こどもの体調不良で休みます、という一言に、今でもとても罪悪感を感じるのは変わりません。

これは、きっと仕事をしながら子育てをしているみなさん、同じですよね。

どんなに福利厚生が整った職場でも、人にめぐまれた職場でも、急にお仕事休みますっていうのは、やっぱり申し訳なさを伴うと思います。

こんなことを書いておいて、何か良い解決策や考えがあるかと問われると、実は私も答えを持ち合わせておりません笑

でも、今回インスタライブを延期します、と言ったとき、この「こどもの体調不良で予定を変更した」ということをマイナスにしたくないなぁと、すごく思いました。

こういう事も含めて、私たちの生活だ、と堂々としていたかったというか。

今回は、インスタライブという比較的予定を変更しやすい内容だったことと、「お休みしたいです」と言い出したのが自分ではなかったということで、心に余裕もあったのですが。

だからこそ、自分のこどもが体調不良のときに、私はどんな立場で、どんな言葉で、仕事やお相手に向き合っていこうか、と考えるきっかけになりました。

やっぱりね、心と体が大切。

仕事相手の予定変更の手間や、コストなどを考えると、とても申し訳なくて、とても心苦しいけど、私はやっぱり心と体が何より大切だと思う。

それは、自分や自分の子ども達だけでなくて、仕事を一緒にするお相手自身や、お相手のお子様やご家族を含めて。

心と体が大切。

そのために、今の働き方を選んだのだと思うんです。

きっと世の中には、心と体を大切にできない職場なんて、数えきれないくらいたくさんあるんだと思います。

心と体力をすり減らして頑張っているママやパパも、その数だけいるんだと思う。

私には、その解決方法をみつけることはできないけど、私自身が「自分や自分の子どもだけでなくて、みなさんとみなさんのお子さんや家族の心と体も大切」と言う事で、にじのおもちゃ屋にいるときは、みなさんに「自分の、こどもの、家族の心と体を大切にしていいんだ」って感じてもらえたら嬉しいなと思っています。

そのために、あそびのアトリエや、にじのおもちゃ屋をやっていこうと思っています。

仕事も大切だけど、子どもは体調を崩すものだし、その時に子どもの心と体が欲しているのはママやパパの存在。

特別な事ではなくて、子どもと一緒に暮らしている私たちの、等身大の生活って、これなんですよね。

そう。これが、子どもと一緒に暮らす大人の、等身大の生活。

そして、子どもを持たない人、介護や障がいやマイノリティの方の、それぞれの等身大の生活も、世の中にはたくさんあります。

綺麗事かもしれないけど、子どもと一緒に暮らす大人の生活を特別扱いするのではなくて、それぞれの生活を少しずつ譲り合って助け合っていけたらいいなぁと思うんです。

新年度が始まって、慌ただしい生活を送っている方が多いと思います。

疲れがたまったり、体調を崩している方も、いると思います。

そんな時、自分の役割や仕事や責任に、とても苦しくなってしまうときがあるかもしれないけれど、どうか無理をしすぎず。

ご自身の体と心も、ゆっくり休んで、大切にしてあげてくださいね。