おもちゃ屋店主のacoです
精神保健福祉士×保育士の店主が綴る 仕事と子育ての話
その他の事

持っていれば、分けてあげられる。

こんにちは。

にじのおもちゃ屋レーゲンボーゲンの店主のacoです。

新年を迎えて、3週間近く。みなさんはいかがお過ごしですか。

私は、少し時間が出来たのもあって、いつもより自分の体に耳を傾けながら過ごしています。

そして、ここにきてようやく「食事」というものに興味が出てきました笑

実は私、子どものころからとても偏食で、いったい何を食べてそんなに大きくなったのよ、とよく母に言われています。(身長が高いのは、食事のおかげではなくて遺伝、父譲りです。)

小学生の給食からは、なんでも食べられるようになったけれど、家ではどうしても好きな物ばかり選びがち。

大人になったから“野菜は食べたほうがいいのよね~”と、野菜はそれなりに買うし、料理もするし食べるけど、なかなか“野菜、美味しい!!”と思えずにいたのが正直なところです。

こんな話をすると、だいぶみなさんに意外がられるのですが。

なので、息子が野菜嫌いな事に一番理解があるのも私自身だったりします。

さて、そんな私がなぜ食事に興味が出てきたのか。

それは、とてもひょんなこと。

“誰かに料理をつくってあげたい”と思ったから。

食事を通して“喜ぶ”という経験をしてみたくなったのです。

というのも、たまたま見たテレビに、すごく美味しそうにご飯を食べている人たちがいて、それだけですごい盛り上がっていたんですよね。

もちろんテレビだからなんだけど、「美味しい!」ってこんな風に喜ぶ人がいたら、それは楽しいだろうな、と思いました。

単純に「あんな風に喜んでもらえる料理がつくれたら、作った人は嬉しいよね」って、とてもうらやましく思いました。

そして、一人暮らししていた大学時代を思い出しました。

今では覚えていないけど、何かそれなりに大変なことがあって、それを聞いた友達が、食材を買い込んで私のアパートで煮物を作ってくれたことがありました。

その煮物を食べたら、涙が止まらなくなってしまって。友達をとても驚かせてしまったのですが、私にとってその煮物は忘れられません(何があったのかは覚えていないのにね笑)。

食事って、すごいんだな。って、改めて思い出したんです。

特別な料理じゃなくても、料理は誰かの心に寄り添うことができたり、幸せにできたり、「美味しいー!」って盛り上がったりできるんだなぁと、改めて思い出して、「私、美味しい料理作れるようになりたい!」という結論に至ったわけです。

そして、そのためには、自分が美味しいと思う料理を知らないとね!と、毎日キッチンに立っては、まずは自分が美味しいと思える料理を作ることを目標に料理をしています。

料理って、自分や家族や、ごく限られた友人にしか作ったことがなくて、それはそれでとても大切なことなんだけど、自分のできることがもっと多くなったら、いつか誰かと“料理”という手段で喜びあえるのかも、と思って、とてもワクワクしています。

料理人になりたいわけじゃないし、実際人に振舞う場面に出会えるかわからないけど、“もしかしたらその未来につながっているかもしれない”、そう思えるだけで今は楽しいのです。

少し前の私だったら、誰かに何かをもらったり、幸せな気持ちにさせてもらったり、自分の気持ちをわかってもらったり、そういうことが幸せだと思っていたかもしれません。

でも、今はその逆で、誰かに何かを渡せたり、幸せな気持ちになってもらったり、その人の気持ちをわかってあげたり、そういうことが1番幸せなんだなって感じることが多いです。

自分にできることが増えたら、誰かの幸せや助けにもっとなれるかもしれない。

自分がもっているものが増えたら、困っているときにわけれあげられるかもしれない。

そう思ったら、まず自分が幸せでいる事ってとっても大切だなぁとも思います。

私が幸せだったら、その幸せを誰かにわけてあげられるかもしれない。

だから、私は幸せでいたいなぁと思います。

とりあえず今は、おもちゃ屋さんとしてたくさんの人との出会いを楽しみながら、美味しいご飯を作って食べて、幸せに過ごしていきます♪

まだまだ勉強中のお料理だけど、味見してもいいよ♪という強者がいたら、どうぞご連絡くださいませ笑

今年も、どうぞよろしくお願いします