おもちゃ屋店主のacoです
精神保健福祉士×保育士の店主が綴る 仕事と子育ての話
おもちゃ屋さんへの道

オープンマインドが私にとって大切な事でした

こんにちは。

にじのおもちゃ屋レーゲンボーゲン店主のacoです

さてさて、ブログがすっかりご無沙汰になってしまいましたが、みなさんはお変わりないですか?

今日は、タイトルのとおり“オープンマインド”について。

というのも、先日この“オープンマインド”がいかに自分にとって大切な事だったかを実感することがあったから。

先日フレスポ稲毛というところで、移動販売をしていました。

寒くなったからか、人通りも以前より少なめ、しかも通り過ぎる人は体をぎゅっと縮込ませて顔も合わせてくれないような雰囲気…

なんと10時から始まって13時まで、売上ゼロ。

という事態に、過去の恐怖の売り上げゼロの思い出が蘇ってきます…。

実は、その日は朝から心がざわざわしていたんですよね。

準備が甘くて、時間ギリギリになって焦ってしまったり、自分でできると思っていた作業を誰かに頼まなくてはいけなくなったり、想定外のことが起きていて、余裕をなくしていました。

だからなのか、“なんだか今日は売り上げられない気がする…”そんなふうに気持ちまで暗くなってしまって、心をぎゅっと固くしてしまったんですね。

そして、その思いが現実を引き寄せたのか、本当に全く売れない。

だけど、ここでこのまま帰るなんて悔しすぎる、あの売り上げゼロだった悔しさはごめんだ~!ここから巻き返す!と気持ちをなんとか切り替えることに。

その時私がしたのは、会場内にいる出店者さんを訪ねる事。

一人で店番をしていると、なかなかほかの出店者さんを訪ねることができないのですが、人通りも少ないし…と、まずは自分がこの会場を好きになる、楽しむという考えに切り替えました。

ハンドメイドの出店者さんも多かったので、作品を見ながら思いを聞いたり、作品として仕上がるまでの手間を聞いたり…私の固くなっていた心がどんどんほぐれていくのがわかりました。

自分から心をオープンにしてみると、出店者さんからたくさんのお話を聞くことができます。

ハンドメイド作品って、一つの作品がちゃんと形になるまでに、本当に手間も時間もお金もかかるんですよね。

それを、「そうそう、そうなんです!」「こんな工夫をして対策してるんです!」なんて、出店者さんからお話を聞くたびに、素直にリスペクトの気持ちも湧いてきます。

そうしたら、自分の売り上げの問題よりも、そんな素敵な出店者さんに出会えたことや、素敵な作品に出会えたことが、嬉しくて楽しくて。

古着を売っていた隣の出店者さんも、その洋服がどんな経緯で手元に来たのか聞くと、やっぱり一つひとつストーリーがあって、笑ったり感動したり。

私にとって、心の底から幸せを感じるのは、こういう時間なんだと、改めて思いました。

もちろん、売り上げも大切。

だけど、目の前にいる人と、言葉を交わして、心の底から感動したり喜んだり楽しんだりする、そんな時間や出会いが、私にとって、腹の底からこみ上げるような幸せなんだって、すごく思ったんです。

自分の心をオープンにして、目の前の人をちゃんと見つめる。

私にとって、これがとても大切なことでした。

さてさて、そんなわけで、すっかりオープンマインドで楽しくて嬉しくなってしまった私。

その後の売り上げ、どうなったと思います?

ふたを開ければ、売り上げはちゃんと目標を達成していました。

前回リフレクターを買ってくれたお客さんがリピートで来てくださったり、おしゃれなご婦人に「素敵なバッグですね!」なんて世間話を始めたところからお買上につながったり、私が訪ねた出店者さんが私のお店にも来てくれたり。

不思議なものですね。

そして、出店が終わって帰るころには、「いつか一緒にドイツに行こう!ドイツの前にお茶しよう!」とハグをするくらい仲良くなった方もいました。もちろん今日が“初めまして”な関係なのにね笑

本当に、不思議なものですね。

移動販売は、本当にその日その日で同じ場所でも空気感が違って新鮮です。

そして、毎回その時に出会うべき人に、ちゃんと出会えていることに気付きました。

移動販売するごとに、仲間が増えて、友達が増えていっている感じです。

自分の心が、ちゃんと開いていれば、ちゃんと自分の心に届く情報に出会える。

私にとって、オープンマインドでいることは、大切なこと。

これから出会える人にも、心を開いてお話できたらいいなと思います。