こんにちは。
旅するおもちゃ屋さん開業に挑戦中の小池です。
今日は、最近読んだ本のお話。
「ぼく モグラ キツネ 馬」
かなり書店でも大きく取り上げられて、有名になったこの本。
存在は知っていたけれど、なかなか有名すぎて、売り出されすぎ、手に取れなったこの本。
書店で悩みながら、一度手に取ってみました。
ふんふん、とても温かい言葉が並んでいる。確かに心地いいな。
そう思っていたところ、
“コップに水が半分しかはいっていないと思う? それとも、半分も入っていると思う? モグラにきかれて、ぼくはこたえた コップがあるってことが、うれしい”
そんなページに出会って、あぁ本当にその通りって歓心してしまって。
子育てでも、同じだなってすごく感じたのです。
子どもの成長に、できたことやできないことを照らし合わせてしまったり、自分自身の出来ていないことにがっかりしたり。
でも、本当はそのどちらだって、自分があるから、その子がいるから感じられることであって、自分がいること、その子がいることそれ自体が、本当はとても嬉しい事だっていうことを、この言葉で表してくれているんだと思うんです。
自分にできることも、できないことも、どんな感じ方をしても、どんな見方をしても、本当はどれも間違いはなくて、どちらがいいかなんて関係なくて、そこに自分がいるということを純粋に嬉しいって思えることが大切。
そんなふうに思える人って、実は少ないのかもしれません。
でも、子ども達にはそう思ってもらえたら嬉しいなと思っています。
自分がいるって、嬉しい事なんだって。
そして、自分と同じように、周りに誰かがいてくれることを嬉しいなって思ってもらえたら、いいなって思います。
この本は、他にもたくさんの優しい言葉で溢れています。
子ども達に伝えておきたい言葉が、書かれている気がします。
本当に強い事って、どんなことなのか。
本当に大切なものって、どんなことなのか。
苦しい時に、どうすればいいのか。
難しい言葉は出てこないので、すーっと心に入ってきます。
社会の中で色々なことを考えられるようになる、小学生くらいからおすすめの絵本です。
もちろん、大人にも。
あなたにとって、心が動く言葉に出会えますように。