おもちゃ屋店主のacoです
精神保健福祉士×保育士の店主が綴る 仕事と子育ての話
大好きなおもちゃの事

虹色トンネルがとまらない

こんにちは。

旅するおもちゃ屋さん開業に挑戦中の小池です。

最近我が家で大ブームとなっているのは、「虹色トンネル(特大)」

ずっと気になっていたけれど、お値段的にずっと手が出せないでいたこのおもちゃ。

作っているのは、ドイツのグリム社。

ものによっては、グリムス社となっていたり、おもちゃの名前も「アーチレインボー」と名付けられたりしていますが、ここでは「虹色トンネル」で。

なぜこのタイミングで購入に踏み切ったかというと。

私の開店するおもちゃ屋さんの名前がドイツ語で虹を意味する「Regenbogen(レーゲンボーゲン)」だからという、やや安易な発想。。

いや、これが優れたおもちゃであることは、知っていたのです。

本当に大人もうっとりするくらい美しくて、子どもに媚びていないのに、子どもがのびのびと遊べる。

そういう前知識だけはあったのですが、自宅にお迎えするにあたっては、他のおもちゃもあるしなぁとためらっておりました。

でも、実際に使ってみて、この虹色トンネルは本当に優れたおもちゃだと心から感じています。

もっと早く導入すればよかった、とやや後悔もありますが、今からでも子ども達の遊びを何倍も色彩豊かな風景に変えてくれるはず、とすごくワクワクしています。

我が家の子ども達は、7歳のお姉さんと4歳の弟くん。

お姉さんは、絵画的な遊びが好きで、お絵描きから造形、料理にいたるまで、彼女なりのセンスをいつも見せてくれるので、この虹色トンネルはきっとぴったりと思っていました。

弟くんは、活発で体を動かすのが大好き、あまりお絵描きなどは好まなかったので、虹色トンネルはあんまり興味ないかな、なんて思っていました。

ところがどっこい。

この虹色トンネルのとりこになったのは、4歳の弟くんの方でして。

これには私もびっくり。

この子って、こんな風に表現できるんだ。

この子の中にも、色彩を感じる力があったんだ。

子どもの新たな一面を発見できたのは、このおもちゃのおかげでした。

名前通り、トンネルとしてミニカーをくぐらせたり、虹の上を走らせたり。

今度は組み合わせてお花の形。バランスをみながらそーっと乗せていきます。

円にしてボールと組み合わせてみたり、大きな雲を作って入ってみたり。

そして、使わないときはリビングにインテリアとして飾っておきます。

鮮やかな虹色が目に入ると、それだけで気持ちが少し明るくなります。

1本の木をくりぬいて作ってある、ていねいなおもちゃ。

大切に作られたものが生活の中にあると、自然と優しい気持ちになれるのは不思議です。

グリム社が大切にしているのは、シンプルなデザインと調和のとれた色彩、フォルムから一切の無駄を省き、使い手が遊びの中で自分の創造性を思いのままにはばたかせることのできるおもちゃを作ること。

手に取って遊んでみると、グリム社の大切にしていることが、よくわかります。

どんな造形にしても満足できる形に仕上がる事、どんどん違う造形をつくる発想がうまれて飽きない事、遊びの世界に自然に入り込めること。

きっとどんなお子さんにも、グリム社の思いが伝わるおもちゃです。

私自身も、まだまだ遊び足りないくらいです。

そして、このブログを書いている傍らにも、私の視界に入って元気をくれています。

きっときょうも弟くんに、「虹とって」って言われるんだろうな、今日はどんなふうに遊ぶんだろう、ワクワクしながら弟くんの帰りを待ちます。

我が家でじゃ虹色トンネルブームが止まりません。

きっと、長くお付き合いできるおもちゃ。ずっと大切にできるおもちゃ。

楽しいだけじゃない毎日も、雨が降った後に虹がかかるように、少し気持ちが前向きになれるといいなと願いながら、これからもお仕事頑張ろうと思える昼下がりでした。