おもちゃ屋店主のacoです
精神保健福祉士×保育士の店主が綴る 仕事と子育ての話
大好きなおもちゃの事

五感を刺激するがらがら「ドリオ」

こんにちは。今日は、赤ちゃんのおもちゃ「がらがら」についてのご紹介。

ネフ社の「ドリオ」です。

かなり鉄板のがらがら(赤ちゃん向けおしゃぶり)ですが、やっぱりこれも、色といい、形といい、本当に美しい見ていて飽きないデザインです。

このおもちゃの魅力は、見てよし、聞いてよし、なめてよし、握ってよし、という赤ちゃんの探求心を刺激する要素が満載なところです。

まずは、見た目。

赤ちゃんの視力は弱い、というお話は以前もしましたが、そんな赤ちゃんでもとらえやすいのが原色のはっきりした色合い。赤・青・黄色・オレンジ・緑の球体が、中心の軸をひもで通って、対になっています。

全体として、角のない曲線のフォルムは、優しい雰囲気が出ています。

そして、音。

高すぎず、低すぎず、心地の良い木の音がします。大人でも懐かしい気持ちで癒されます。

そしてそして、赤ちゃんにとって最大の刺激は触覚

赤ちゃんの体の中でも、特にこの時期とても敏感なのはお口の中です。

このカラフルな球体も、握る部分も、好きなようにおしゃぶりとして使えます。カラフルな球体と、握る部分の木目の球体は、触り心地も違います。大きさも、触り心地も違うので、赤ちゃんがお口に入れたときの触感も、かなり違うはずです。

また、球体は、軸を中心に紐でつながっていて、少し可動域があるので、手で引っ張っても、口でおしゃぶりしても、反対側の球体が引っ張られる感覚がわかります。

遊びながら、赤ちゃん自身が、このおもちゃの構造に気付いていける仕組みです。

木材はカエデを使用しており、この「ドリオ」は葡萄をモチーフに作成されたということは、あとから勉強してわかったことですが、葡萄をモチーフにしてこの色合いと形が思いつくのは、本当に芸術性が高い。。。

もちろん、ここで使用されている着色剤は、赤ちゃんがなめてしまっても体に影響のない、安全なものを使用しています。赤ちゃんが使用して、カラフルな球体が取れてしまったり、壊れたりすることもありません。

若干の重さがあるので、赤ちゃんが自分でもって使えるようになるのは、お座りができるようになるころかと思います。丸みを帯びた、安全なデザインですが、仰向け状態でうっかり手から落ちてしまうと、痛いと思います。

ちなみに、大きさはこんな感じ ↓

ただ、その振った時の音色や、球体が揺れる様子を、お父さんやお母さんが見せてあげるのであれば、もっと小さいうちから親しめます。赤ちゃんのお顔の前で音を鳴らしながら、大きく左右にゆっくり動かすと、きっと赤ちゃんが追視してくれるはずです。

赤ちゃんが出会うものが、思いやりと遊び心に満ちた素敵なものでありますように。