おもちゃ屋店主のacoです
精神保健福祉士×保育士の店主が綴る 仕事と子育ての話
おもちゃ屋さんへの道

夢は「旅するおもちゃ屋さん」

こんにちは、小池です。

私の今の夢は、移動式のおもちゃ屋さんを開店することです。

「旅するおもちゃ屋さん」という響きが気に入っているので、そう呼ぶことにしていますが、キャンプ場やマルシェ、フリーマーケット会場などでおもちゃを販売しながら、子供向けワークショップなんかもできたらいいな、と考えています。

「旅するおもちゃ屋さん」言葉にすると、なんとも頼りなく、辞めてしまった公務員の安定感に押しつぶされそうな事業です…。

大学を卒業してから、公務員として役所勤めをしていましたが、紆余曲折あって、退職しました。

せっかくなら、自分の大切にしたいこと、楽しいと思えることで、生活していけたらいいなと思い、現在「旅するおもちゃ屋さん」を開店するべく挑戦中です。

さて、どうして私が「旅するおもちゃ屋さん」を目指しているかというと、第一には“おもちゃが好き”だからということです。

おもちゃは、子どもが成長するうえでの欠かせないアイテムだと思っています。

それから、おもちゃがあることで、私は子育てたくさん助けられました。

そして、何より子どもたちが楽しんでくれる、喜んでくれる、夢中になってたくさんの発見をくれる。

よく母が言うのは、

「子どもって、不自由なのよ」ということ。

子どもは、実は自分でできることが少ない分、自分の思うままにはできない不自由さがあって、

それを言葉にすることもままないし、誰かに頼らなくてはならないということ。

だから、子どもの思いをちゃんとくみ取ってあげられる存在が、必要ということ。

私は、この考え方がとても好きでした。

母が保育士をしている根幹に、子どもへの愛情が深く感じられて、尊敬しています。

そして、おもちゃは子どもが成長して「自分でできる」を増やしたり、自分の気持ちに気づいたり、社会の中での自分のコントロールの仕方も、ちゃんと支えてくれる存在であるということを、母から教わりました。

おもちゃって、奥が深いな。

おもちゃって、優しいんだな。

そんな風に、心の底からおもちゃを尊敬しています。

母は、今も現役保育士で、私は幼いころから「子どもの生活環境」「保育」というものに興味を持っていました。

その中で、人生の土台となる乳幼児期の重要性に気づき、自身でも保育について勉強しました。

いつか、保育士も子どもも保護者も、みんなが納得できる、安心安全な保育園をつくりたい、という大きな大きな目標を掲げます。

そして、できることなら、保育園だけでなくて、ふらっと親子が休みに来られるカフェやステイホテルがつくれたらいいな、そんな夢もできました。

だけど、保育園を設立することも、カフェやステイホテルを作ることも、やっぱりとてもハードルが高く、今すぐに挑戦することが難しいことがわかったため、最初の一歩として「旅するおもちゃ屋さん」を選びました。

いまはたくさんの夢を抱えているだけで、なかなか前に進めていないけれど、それでも今日一日にほんの数センチでも前に進めるように、と今ブログを書いています。

目標に向かっている人と、何か共感できるものがあると嬉しいなと思っています。

そして、全ての子どもに関わる人が、今日一日を幸せな気持ちで終われることを、心から祈っています。