おもちゃ屋店主のacoです
精神保健福祉士×保育士の店主が綴る 仕事と子育ての話
おもちゃ屋さんへの道

「遊び」は「食事」と似ている気がする話


私は、子どもにとって、「遊び」って「食事」と似ているなと思うことがあります。

なんとなく、「遊び」というと、“娯楽”ってイメージを持つ方もいるんじゃないかなって気がしています。

でも、「食事」が生きていくうえで欠かせないのと同じように、

「遊び」は、子どもが成長するうえで欠かせないものだな、と思うんです。

そういえば、動物の子どももそうですよね。子ども同士でじゃれあって見えても、実は狩りに必要な体の使い方を習得していたり。

だから、“ただの遊びだから”とか、“どうせすぐ飽きるから”とか、そういう視点だけではなくて、子どもたちがしっかりと成長できる遊びの提供が、とっても大切だと思うんです。

ただ、食事にも主食と副菜とデザートとお菓子と、、、といろいろカテゴリーがあるように、「遊び」にも子どもにとって発達を促すために役立つ主食的なものと、短期間的に子どもの興味を引き付けて楽しませてくれるお菓子的なものと、いろいろなカテゴリーがあるかな、と感じているのですが、

せっかく皆さんに紹介するので、ここでは子どもにとって発達を促す「遊び」をより豊かにするおもちゃや本を中心にしたいなと思っています。

中には、大人が少し助けてあげる必要のあるおもちゃも登場します。

本も、子どもが小さいと基本的には大人が読んであげる必要があります。

時間に追われる日々の中では、ちょっと面倒、、、と思うかもしれません。

今はたくさんの情報と物に溢れていて、電動だったり、興味を引き付けるキャラクターで楽しませてくれる「コンテンツ」や「おもちゃ」もたくさんあります。

こういう電動系とかキャラクター系って、個人的にはお菓子のカテゴリーな気がしますが、そういう「コンテンツ」や「おもちゃ」も、心を弾ませてくれたり、いろいろ考えるきっかけを与えてくれると思います。それがあるから頑張れる!というモチベーションもあるので、もちろん生活の中で取り入れていただいていいと思っています。

ただ、日々子どもへ与える食事で栄養バランスや食事の目的(成長のため、免疫力を高めるため、楽しませるため、etc.)を考えるのと同じように、もっと「おもちゃ」選びにもバランスや目的をもつ情報があっていいのかな、と思っています。

そして、何より「おもちゃ」に救われた一人の母ちゃんとして、「おもちゃ」の寛容さに魅了されたおもちゃオタクとして、たくさんの人に「おもちゃ」のもつ素晴らしさを伝えられたらいいなと思います。

食事と同じように、皆さんも「おもちゃ」を与えるときに、その子の心や体の成長を願っているはずですよね?

だから、「おもちゃ」を選ぶときに、その「おもちゃ」にどんな目的や役割があるのか、どんな発見をもたらしてくれるのか、自分の子どもに相性が合うのか、少しでもヒントになることが書けたらいいなぁ。

私が大好きな「おもちゃ」には、使った時に子どもがどんなことを感じるのか、どんなことを学ぶのか、作った人の子どもへの想いがたくさん詰まっています。

このおもちゃは、あの子が使ったらどんな顔をするのかな、どんな発見をするのかな、そうやっておもちゃを探すのって、本当に楽しい時間です。きっと、大人でもワクワクしたり、癒されたりするおもちゃが見つかると思いますよ!